校長あいさつ

「単位制を活かした実りのある学校生活」


校長  小池 真也

 本校は本年度、創立42年目を迎えた全日制普通科の学校です。さいたま市の桜区にあり、近くを流れる荒川の向こうは志木市になります。校章に記された4つの「矢じり」は、学校が建つ五関に古墳群があることから図案化され、本校の教育目標「自律・向学・健康・誠実」を示しています。生徒の多くは、さいたま市内から通い、出身中学校数は約150校に及びます。各学年は8クラス編成で、生徒数は962名(男子461名・女子501名)です。本校の特色ある教育に自分の夢の実現をかけた意欲のある生徒が集っています。
 さて、平成30年度の卒業生全体の約78%が四年制大学・短期大学へ進学をしました。専門学校を含めると、その数は約89%になります。この高い進学実績は、生徒一人一人の3年間の努力によるものですが、本校の大きな特色である『単位制』を活かした結果であると考えます。本校は平成8年に、県内公立高校で初めて『単位制』を導入しました。導入から23年が経ち、内容はとても充実したものになっています。県内公立高校の多くは『学年制』をとります。本校のように『単位制』をとるところは少数派です。『学年制』では3年間で学習できる教科・科目は、入学時にある程度決定されています。一方、『単位制』は自分の進路、興味、関心、能力、適性などに応じて、学びたい科目を独自に選択することができます。たとえば、学校生活2年目から1週間あたり2時間(2単位)を16科目から、3時間(3単位)を14科目からそれぞれ一つ選択して学習します。学ぶ場を講座と呼びますが、平成30年度は98種類414の講座が開設され、その中には10人前後で学ぶものもありました。この仕組みが複雑に思えて心配になる皆さんもいるかもしれませんが、心配はありません。講座や科目の決定にあたっては、丁寧に支援をするシステムを用意しています。本校には、主体的に学べる環境が整っています。
 高校生活3年間において学習は大切ですが、同時に学校行事や部活動に積極的に取組むことも大切です。本校の学校行事の多くは生徒会が中心となり行い、達成感・充実感を得る思い出深いものになります。部活動は20の運動部と15の文化部があります。多くの部が県大会に進出し、関東大会・全国大会に出場するものもあります。学校行事や部活動が盛んであることも、本校の大きな特色になっています。
 高校での3年間は人生においてとても大切な期間です。本校での3年間で個性を開花させる者、様々な力を伸ばし将来への可能性を広げる者は数多くいます。落ち着いた雰囲気、整った学習環境のなかで、主体的に頑張ろうとする皆さんを待っています。教職員一同、皆さんの将来の夢の実現に向け、全力で支援をしていきます。